校長あいさつ
本校は、大正8年(1919)年に梁川町立実科高等女学校として創立され、今年で103年目を迎える歴史と伝
統を有する高等学校です。その間、地域を支える13,875名の卒業生を輩出しています。
校舎は「霞にあける古城趾は その名もゆかし 鶴ヶ丘」と校歌にあるように、伊達氏ゆかりの梁川城跡がある鶴
ヶ丘の高台に建ち、眼下には梁川の街並みと広瀬川の清流が広がり、遠くには吾妻連峰と半田山を望むことができま
す。生徒たちは、この風光明媚な環境の中で学業や部活動、生徒会活動等に励み、級友と切磋琢磨しながら学校生活
を送っています。
本校は長年にわたり、「知性 誠実 責任」の校訓のもと、豊かな教養と確かな判断力、他者と協調できる心豊か
な人間性、自己の役割を認識し自主的・積極的に行動できる能力の育成に努めてきました。
その伝統を受け継ぎながら、現在、小規模校の利点を生かし、「学び直し」と少人数指導を軸とした学習指導、人
間性・社会性の育成を基盤とする生徒指導、進路希望の実現を目指した進路指導の3つの重点事項に係る教育活動を
展開しています。
この度、本校は県立高等学校改革前期実施計画に基づき、令和5年度より保原高等学校と統合し「伊達高等学校」
として新たな歴史を刻むこととなりました。令和4年度が梁川高等学校として最後の年となりますが、教職員一同、学
校経営・運営ビジョンに掲げる教育目標並びに重点努力目標の具現化を図り、1人1人の生徒を大切にしながら社会
に貢献できる人材の育成に全力で取り組んでいきますので、今後とも地域の皆様をはじめ関係の皆様には、変わらぬ
ご理解とご支援を賜りますよう、心からお願いいたします。
令和4年4月1日
福島県立梁川高等学校長 近東 昇